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サウナのあまみとは何だろうか?あまみが出る仕組みと原因

サウナナレッジ
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サウナに入ると赤い斑点ができることはないだろうか?皮膚に突然赤に模様ができると大丈夫か心配になるサウナー初心者の方もいるのではないでしょうか?

サウナ・水風呂の後に皮膚に赤い斑が出るこの現象をサウナ用語で「あまみ」と呼ばれるものです。サウナーの間では「あまみ」が出るサウナは良いサウナで、自身のコンディションがいい時に出やすいと言われることが多いですが、本当にそうなのでしょうか?

仕組みを理解していただいて、「あまみ」を堪能するサウナーになりましょう!

サウナの「あまみ」とは何だろうか?

サウナの「あまみ」とは、皮膚に出る赤いまだら模様のことです。初めてこの現象が現れると、「サウナに入りすぎて火傷してしまった。病院に行かないといけなければならないのか」と心配される方もいるかもしれません。

「あまみ」の名付けの親は?

「あまみ」の名付けの親は伝説のサウナーである「濡れ頭巾ちゃん」と言われております。

調べてみると「あまみ」と言う言葉自体は富山の方言だということがわかりました。

火に当たって、皮膚にできる斑点。

 あまみができてしもた(火だこが出来てしまった)

引用:goo 全国方言辞典

語源についてわかったので、続いてあまみの正体についての仕組みやメカニズみを紐解いていきましょう。

あまみの仕組みについて

冷交代浴を繰り返すと皮膚に現れる赤いまだら模様のことが「あまみ」ですが、血液の流れや血管が関係しております。

人の血管は、

・体が熱くなると膨張する

・体が寒くなると収縮します

という特徴を持っていますが、これをサウナのルーティーンの流れに沿って考えてみます。

まずサウナ室に入って体温が上がってくると、体温を調整するために体内の熱を外に放出するため血管を緩めて血液を皮膚に近い方に沢山流そうとして、体が次第に火照ってきます(膨張)

次に、水風呂に入ると体温が下がってしまうことを防ぐために逆に血管を収縮させて血液を皮膚表面に近いところに流れにくくさせます(収縮)

このような流れになるのですが、サウナ・水風呂を行き来すると、この変化が急激に起きるために機能が追いつくことができずに、身体の中は温まっているのに皮膚近くの毛細血管は引き締まるという現象が起き、血が集まっているところと集まってないところができて、赤み・白みに「ムラ」ができます。これが「あまみ」の仕組みです。

あまみが出るのは良いサウナ?自分のコンディションが良いせい?

結論を言うと、医学的な根拠や臨床実験などの結果がないので、「あまみ」が出るのは良いとは断言できないです。

ただ、水風呂に入ったのにも関わらず身体の中は温まっているのに皮膚近くの毛細血管は引き締まるという現象が起きていることは、身体の芯まであたたまっている証拠だと思いますので、「あまみ」が出るサウナは体をしっかりあたためてくれるサウナだと言えそうです。逆に表示温度だけ高くて体の表面しか温めることができないサウナは「あまみ」が生じないと言えるかもしれませんね。

また、コンディションが悪い場合は思うように血流が増えない(血流の調整ができない)ことに対して、逆にコンディションが良い時は血流が増加しやすくとなる(血流の調整がきちんと行われている)と考えると、コンディションの良い時の方が「あまみ」が出やすい状況だと言えそうですね。

水風呂の温度が低いほうが「あまみ」が出やすいのか?

サウナと水風呂の温度差が激しい時によく現れると言われてますが、私が知らないだけでこの部分に関しては最適な温度差があるかもしれませんので、

調査の結果わかった時点でお伝えできればと思います!

是非とも、良きサウナに出会い「あまみ」を堪能していただければと思います!

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