サウナに週何回入るのがいいのだろうか？私自身サウナにハマり、サウナに行く回数が増えてくると、ふと「サウナにこんな頻度で行ってもいいものだろうか？」という疑問がよぎることがよくありました。回数が多すぎると健康的に問題が生じてしまうのであろうかと不安になるサウナーの方もいらっしゃるかもしれません。いやいや、「行きたい時に行きたいタイミングで行くのがサウナーでしょ！」という声が聞こえてくる気がしますが（笑）。しかし、サウナに通う頻度が健康などにどう影響しているのかを頭に入れておくのもありかなと思いまして、書かさせていただきました。是非、参考にしていただければ幸いです。
サウナに週何回入るのがいいのだろうか？サウナに通う適切な頻度とかあるのだろうか？
権威ある医学専門誌JAMAの論文で、フィンランド東部の42歳〜60歳男性2,315人を対象とした心血管系の原因による死亡のリスクとの関連を調査したものによりますと、週に4回以上定期的に通うことが良いという結果が出ております。週1回通う人に比べて週に4回以上定期的に通う人の40パーセント死亡リスクが低下するそうです。
具体的には、
- 突然死は、週1回通う人と比べて週4-7回通う人は63パーセント低下
- 冠動脈疾患で死ぬ人は、週1回通う人と比べて週4-7回通う人は48パーセント低下
- 心血管系疾患で死ぬ人は、週1回通う人と比べて、週4-7回通う人は50パーセント低下
すごいですね。
【引用論文】「Association Between Sauna Bathing and Fatal Cardiovascular and All-Cause Mortality Events」 (JAMA Intern Med. Published online February 23, 2015.)
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2130724
ただ、死亡リスクを下げるといいつつも、サウナ施設で「心臓病、高血圧症の方々は、医師のご指示を受けてください」という注意書きもよく見かけるので、注意が必要かもしれませんね。
サウナーの人口、意外と伸びてない？？
上の結果から、サウナに通う頻度は４日以上が効果的と言えそうです。
サウナに通う人間としては、サウナに定期的に通ったほうが効果があると聞くと、より多くの人に定期的に沢山サウナに入ってもらいたいと思います。
ただ、そもそもサウナーの人口って増えているのでしょうか？ということで、併せてサウナーの人口推移についても調べてみましたよ！
サウナーの人口推移 ※2022年時点のデータ
日本サウナ総研（一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所）の調査が参考になるので、引用させていただきました。日本サウナ総研は2021年12月に日本全国1万人の成人男女を対象とした『日本のサウナ実態調査』を実施しました。
調査開始以降「年に1回以上サウナに入る人」「月に1回以上サウナに入る人」「月に4回以上サウナに入る人」をそれぞれ「ライトサウナー」「ミドルサウナー」「ヘビーサウナー」と区分し調査・推計を行ってきた。サウナ・温冷浴に関して、ブームが来ているとの報道があるが、人口推移を分析すると大きな変化は観察されないということが当研究所の調査結果であった。
【引用】日本サウナ総研の『日本のサウナ実態調査』より
これは意外でした。。昨今、新聞やTVなどでも第三次サウナブームと言われており、サウナを取り扱う番組なども見かけるようになりました。2021年の「新語・流行語大賞」に「ととのう」がノミネートされ話題になったのも記憶に新しいです。また、カフェなどにいると若い方が「サウナ」についてよく話しているのを目にするようになりました。サウナーとしてアンテナ感度が高いだけでしょうか（笑）
資料を見ると、全ての層で前年に比べて減少しているようです。。ヘビーユーザーの中でも注目していたのは「月15回以上」、つまり週4回弱の層ですが、こちらも前年と比べて4割ほど減少しているのが、サウナーとしては驚きでした。。それでも、2022年2月1日の日本の人口は1億2534万人のうち約12%程サウナ愛好家がいるのが嬉しくてたまりません！
【引用】総務省統計局
2022年（令和4年）2月1日現在（概算値）
＜総人口＞ 1億2534万人
将来的に、もっとサウナに入る人が増加してくるのを楽しみにしております！
定期的にサウナに通うには？
適切な頻度通うことが好ましいことが分かりました。
では、定期的にサウナに通うにはどうすればいいのだろうか？実際問題、サウナに通う頻度が増えるということは費用的にかかってしまいます。私のお財布が・・・月々のお小遣いが・・・。あと、毎日となるとサウナ施設まで行くのに時間がかかり億劫でないのか・・
そこで、一つの解決策としては「銭湯サウナ」に通うのも一つの手かもしれない。なぜなら、銭湯サウナの特徴である「近所にあるので普段使いとして利用できる」ことに加えて、「リーズナブルな料金設定」であることが金銭的な負担を抑えてくれるからです。
最終的には、無理のないペースでその人の行きたい時に行くのがベストでありますが、健康面の知識を入れた上でサウナを堪能するのもアリではないでしょうか？
