サウナに通っていると、セルフロウリュのあるサウナに出くわすことがあるかと思います。セルフロウリュをする際には、サウナストーブにおいてある石にめがけて水を注ぎます。今回はこのストーブの上に置いていあるストーンについてお伝えいたします。この記事を見ていただいて、サウナストーンについて知識を深めて頂いたければと思います。また、これからサウナ室を構築しようと考えている人にはどのようなサウナストーンがいいかの参考になれば幸いです。
サウナストーンとは?
サウナストーンとは、サウナのストーブの上に乗せっている石をサウナストーンと呼びます。
セルフロウリュ式のサウナにはマストなアイテムですね。
また、フィンランドには、
「石はサウナの心、蒸気はサウナの魂」
という言葉があるそうですので、サウナにとってはサウナストーンは切っても切り離せないものですね。
サウナストーンはどのような種類・特徴があるのだろうか?
それでは早速、サウナストーンの種類をいくつかご紹介させて頂きます。
テントサウナをされる方がサウナストーンを忘れた時に、河原に転がっている石で代用される場合もありますが、石の表面などに何か含まれているかわからないので、販売されている石を使うのが一般的かと思いますので、ご購入されることをおすすめ致します。今回は代表的なサウナストーンを紹介します。
香花石
香花石は、火成岩の一種で天然の石です。
特徴としては、マグマが氷河で冷やされ長い年月をかけて硬化したものなので、とにかく固く熱に強いそうですが、長年使うと収縮して、小さくなっていくそうです。
吸熱率が大変高いことも特徴で、高品質のため高級サウナなどで利用される場合が多いです。
モビバ(Mobiba) 香花石 黒 10035KERKES(ケルケス)ストーン
KERKES(ケルケス)ストーンとは、人工で作られたセラミック製のサウナストーンです。
特徴としては、香花石よりも熱衝撃に強い、耐久性に優れておりますので、加熱と冷却の繰り返しにより劣化が起きにくいと言われております。また、石のくぼみがありますので、水分がたまりやすくなっているので、ロウリュに最適であると言われております。
ファイヤーサイド(Fireside) FIRESIDE サウナストーン ライトブラウン 19111以上となりますが、他にもサウナストーンの種類を見つけた場合は随時追加したいと思います。また、良き商品もあったらどこかでご紹介できればと思います。
サウナストーンの役割と使い方は何だろうか?
サウナストーンの種類を上記で説明させて頂きましたが、そもそもサウナストーンとはどのような役割を担っているのだろうか。
サウナ室内を温める
熱を吸収してこもらせ、サウナ室内をあたためる役割があります。
蒸気を発生させる湿度を調整する
ただし、遠赤外線のサウナに比べてサウナストーンを使ったサウナの方が湿度が低くなる傾向にあるそうです。逆のイメージがありましたが、驚きですね。サウナストーンで室内を温めた結果低くなった湿度を、ロウリュで湿度を上げて調整する感じですね。
下記の引用が参考になりました。
Without applying water on the rocks, it will only give “dry” heat. Without doing the löyly, the humidity in a Finnish type sauna would be around very dry 5-15%.
翻訳:石に水をかけないと、「乾いた」熱しか出ません。löyly(ロウリュ)を行わないと、
フィンランド式サウナの湿度は5~15%と非常に乾燥します。
【引用】Divin Saunasより
湿度をちょうどいい具合を調整するのもサウナーの醍醐味かもしれませんね。
サウナストーンの使い方と注意点
・サウナストーンにロウリュで頻繁に水をかける場合は、加熱と冷却の繰り返しにより石の劣化が早まるので、サウナストーンの補充や交換が必要となることが注意ですね。
・当然のことかもしれませんが、サウナストーブで熱せられたサウナストーンは大変高温であるため、火傷をしないように注意してお取り扱いください。
・サウナストーブの種類によっては選んだ石が適さない場合もありますので、サウナストーンメーカーに問い合わせ頂ければと思います。