サウナ・水風呂の後は、いよいよ外気浴です。サウナにおける外気浴のやり方や方法ってご存知でしょうか?サウナにハマるまでは外気浴の重要性を全く理解していなくて、スーパー銭湯や温泉に行ってもあまり外気浴をしたことがなかったです。
しかし、サウナの一連の流れでは「外気浴」は大変重要な役割を担ってまして、「ととのい」の最終段階といっても過言ではありません。
本記事はサウナにおける外気浴の入り方をお伝えしますので、外気浴の正しい入り方をマスターしていただいて「ととのい」を満喫しましょう!また、外気浴がないサウナ施設については屋内の休憩のやり方と置き換えてお読みいただいても構いません。
ととのうための外気浴のやり方4つのコツ
水風呂から上がって休憩する前に体をタオルで拭く
水風呂から上がって休憩する前に体をタオルで拭きましょう。湿った感じのタオルでもしっかり絞ったタオルで拭くのはお好みです。
なぜ体を拭くかというと、体温低下を防ぐためです。体が濡れたまま外気浴をすると気化熱でみるみる体温が奪われてしまいます。特に屋内ではない外気浴や季節の寒い時期などは注意したいところです。
また、ビチョビチョですと次に利用する他のお客様にとっても迷惑をかけてしまいますので、サウナーとして癖付けしておいた方が無難です。
水風呂から外気浴の休憩椅子まではできるだけ早めに行く
水風呂から外気浴の休憩椅子まではできるだけ早めに行きましょう。
なぜ早めがいいかといいますと、「ととのう」時間のゴールデンタイムが限られており、約2分と言われているためです。
水風呂から外気浴の椅子までの動線が大変重要ですので、一番最初のサウナに入る前にあらかじめ水風呂から外気浴までの距離をチェックすることをお勧めします。サウナーの気持ちとなってこの動線をしっかり設計してあるサウナ施設もありますが、水風呂と休憩場所が別のフロアにあったり、同じフロアではあるのですが距離がめちゃくちゃ遠いところもあるので注意です。
遠すぎる場合は、迷惑にならない近くに座れるところで休むのも一つの戦略かもしれませんね。人通りの多いところで無理矢理座ってしますと邪魔になるので注意ですね。
(機会があれば、サウナ→水風呂→外気浴(休憩)の距離がいいサウナ施設もいずれ書きたいと思います。)
椅子やベンチに腰掛けよう(横になろう)
サウナ施設には屋外・屋内のいずれかの休憩スペースに、リクライニングチェアやベッドが置かれていたり、場所によっては寝ころがれる畳のスペース(特にスーパー銭湯などに置かれている場合が多い)があるので、積極的に利用しよう。
ただし、人気のあるサウナ施設には注意で混雑する時間帯にいくと椅子が埋まってしまっている場合が多いので、人気のサウナ施設には混まない時間帯にいくという選択肢も考えてもいいかもしれませんね。ちなみに、筆者はよく土日の朝ウナや午前中の早い時間帯の比較的空いている時間を狙っていることが多く、お勧めです。
また、椅子に座るのもいいのですが、お勧めは「横になる」ことです。「横になる」ことが最も「ととのい」やすい状況になるそうです。
慶應義塾大学医学部特任助教・日本サウナ学会代表理事 加藤氏によりますと、
横になることによって、DPG(distal-proximal skin temperature gradient)という睡眠のスイッチが入るからなのです。
DPGというのは、体の中心部の深部体温と、手足の先などの末梢体温の差のことです。
末梢体温が深部体温よりも高くなり、しかもその差が大きいほど人は眠くなるという報告が、1999年に世界的科学雑誌『Nature』に掲載されました。
横たわって体を水平にすると、重力のために戻りにくくなっていた末梢の血液が体の中心に戻り深部の熱を奪って末梢に移ります。
体の中心から末梢に熱が移動するため、深部体温が低下し、末梢の温度は上がります。
するとDPGが拡大し眠くなります。
外気浴によって副交感神経が活性化し末梢の血流が増加して、通常は冷たい末梢が温まり、手足の先端はぽかぽかした状態が続きます。
「横になる」ことで高いレベルのリラックスとととのいを感じることができるかもしれません。
外気浴を切り上げるのは5分~10分が目安
外気浴を切り上げる目安は5分〜10分がいいですね。
外気浴なのか屋内なのか、寒い季節なのか、または体質などによって異なるかもしれませんので、あくまでの目安にしていただければと思います。
大体足の末端が少し冷えてきたなーって感じたら切り上がるのも一つの目安ですね。
以上の4つのコツを踏まえて外気浴をマスターしていただいて「ととのい」の世界に浸りましょう!
また、水風呂の入る5つのコツを知りたい方は下記のページが参考になるかもしれません。